山田将平の「新劇立志伝」

都内で俳優をやっている山田将平です。主に舞台、映画、読書の感想を書いています。もし宜しければご覧ください。

MENU

2015-01-01から1年間の記事一覧

映画「パパが遺した物語」を観て

いやはや、パツ金美女も捨てがたい。土曜、東京芸術劇場での観劇が終わり池袋の街を散歩した後で、新宿ピカデリーで映画「パパが遺した物語」を観た。不慮の事故で母親を亡くし、自分を守る為に命を懸けて小説を書き続けた父親の愛。父親が亡くなってから、…

映画「マイ・インターン」を観て

アン・ハサウェイ、超カワイイ。あまりこの日記で現代語や平成語を用いないのだが、まずこの事を声高らかにお伝えしたい。オードリー・ヒップバーン氏以来、女優に惚れるのは久方ぶりである。昨日、午後の授業がたまたま休講になったので、アルバイト前に六…

映画「野火」を観て

やっと、公演が終わった!!という安堵感で映画館へ。先月二十五日、渋谷のミニシアターで大岡昇平作「野火」を観た。第二次大戦中に、南方に派遣され肺病を患った日本兵がただ生き残る為に、闘っていく物語。自分への葛藤、味方の兵との闘い。観ていてあま…

映画「日本のいちばん長い日」を観て

静的だ。というのが印象だった。先月十六日。公演の稽古期間中だったが、有り難いことにお休みを頂いた。早速、貴重なお休みなので、映画を観た。それが、「日本のいちばん長い日」である。第二次大戦末期、敗戦の色が濃くなってきた日本で何とか終戦交渉を…

「役者烈々」 を読んで

「百遍やって、駄目なら千遍やれ!!」 この言葉は劇団俳優座の創設者の一人、千田是也先生の言葉である。 一昨日、特に予定もないので下宿でぼけーっとしていると、一冊の本が届く。 「役者烈々」 昭和二十四年に開設され、昭和四十二年まで多くの俳優、女…

映画「龍三と七人の子分達」を観て

久しぶりにスカッとした!! 昨日、研究所同期のいっちゃん、ナリ、やっちゃんと一緒に、有楽町の丸の内ピカデリーという映画館で「龍三と七人の子分達」を観てきた。あらすじは元ヤクザの龍三親分が昔の仲間 “七人の子分たち” を呼び寄せ、若者たちを成敗し…

映画「イントゥ・ザ・ウッズ」を観て

四つの物語が混ざる時、新たな物語が紡ぎ出される。昨日、同志のやっちゃんと共に六本木ヒルズのトーホーシネマで「イントゥ・ザ・ウッズ」を観てきた。我々、演劇少年?にとって、遊びであり勉強である映画。冒頭にも書いたが、有名な童話四作品の主人公達…

悪とは何?

プリキュアを観てきた!!もう最高である。可愛すぎて仕方がない。………というのは勿論冗談。何故か右下の方に追いやられている「アメリカンスナイパー」を一昨日、池袋のサンシャインシネマで観てきた。私が感じたこと。それは、悪とは何なのか?今まで、戦争…

映画「幕が上がる」を観て

「負けたら、結局負けじゃん。」高等学生時代。私は演劇部で関東大会に出場し負けた。当時、私は演者ではなかったが非常に悔しかった。負け。それは紛れも無い事実なのだ。「出場することに意味がある。」「高校演劇に勝ち負けなんか関係ない。」様々な意見…