山田将平の「新劇立志伝」

都内で俳優をやっている山田将平です。主に舞台、映画、読書の感想を書いています。もし宜しければご覧ください。

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読書

D・カーネギー「人を動かす」を読んで

大統領、女王、文豪、犯罪者、みんな自己重要感を満たしたいと思っている。 デール・カーネギー「人を動かす」を読んだ。 自己重要感とは最近の言葉でいえば、承認欲求のことだろう。 この本は上司、指導者になった時に読む本だと思っていた。 しかし、そう…

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣」を読んで

自分の葬式で何て言って欲しいのか?自分の人格、貢献、業績の何を評価して欲しいか? スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣」を読んだ。 めっちゃ厚い本だから読みづらい。 そう思って手をつけていなかったが、もっと早めに手を出すべきだった。 誰でも、…

大原扁理「年収90万円でハッピーライフ」を読んで

100人の他人の「いいね!」よりも、自分ひとりの「いいね!」が勝る。 大原扁理「年収90万円でハッピーライフ」を読んだ。 果たして今の自分は幸せなんだろうか? 今一度、貧乏に生き抜く術を見つけたいと思った。 お金をいっぱい持っているから幸せとは限ら…

本多静六「私の財産告白」を読んで

貧乏を征服するには、こちらから進んでやっつける。そのために勤倹貯蓄する 。 本多静六「私の財産告白」を読んだ。 最近、ハマっていた「インベスターZ」というマンガに出てくる本。 東大農学部の教授であり、資産家である著者。 そんな本多氏が、いかにし…

D・カーネギー「道は開ける」を読んで

「過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日という日に目を向けよう!」 キリスト、ムハンマド、釈迦、フォード、リンカーン、アドラー、アリストテレスなど。 古今東西の宗教家、経営者、権力者、哲学者がどうやって“悩み”を克服したか? デール・カーネギー「道は…

ひろゆき「1%の努力」を読んで

「エッグスタンドなんていらなくない?」 比較されることに疲れてしまったのかもしれない。 ひろゆき「1%の努力」を読んだ。 YouTubeでよく、彼の動画を観ていた。 どうやったら、効率よく生きられるのか? どうやったら、成果を出せるのか? 毎日、毎日、毎…

ひろゆき「無敵の思考」を読んで

「成功している人に多いのが、『ホームレスになる覚悟がある』という考え方をする人です」 ひろゆき「無敵の思考」を読んだ。 2ちゃんねるの創設者で、現代でも活躍する実業家ひろゆき氏によるコスパのいい考え方を記した本。 そんな彼が論理的に考えて論理…

児玉光雄 「超一流アスリートが実践している本番で結果を出す技術」を読んで

「失敗しても、堂々としているべき。絶対に首をかしげてはいけない。」 児玉光雄 「超一流アスリートが実践している本番で結果を出す技術」を読んだ。 アメリカのオリンピック委員会の客員研究員として、オリンピック選手をデータ分析を行い。 また、20年以…

立川談春「赤めだか」を読んで

修行とは矛盾に耐えることである。 立川談春「赤めだか」を読んだ。 天才落語家、立川談志。 その談志さんの弟子である談春さんが、いかにして落語家になったのか。 高校を卒業して、談志一門に入門。 朝晩の新聞配達、寝る時間は4時間という過酷な中での前…

出口治明「人生の教養が身につく名言集」を読んで

「たら」が好きなら魚屋で買え。「れば」が好きなら肉屋で買え。ああしてたら店長になれたかもしれない。ああしてれば結婚もできたかもしれない。でも、順調に人生狂って名古屋に来た今が一番楽しい。出口治明「人生の教養が身につく名言集」を読んだ。日本…

稲盛和夫「生き方」を読んで

結局のところ、人生とはその「今日一日」の積み重ね、「いま」の連続にほかなりません。稲盛和夫「生き方」を読んだ。京セラ、KDDI、日本航空。日本を代表する企業の創設者であり名誉会長。仏教的な考え、宇宙との関わり、松下幸之助、本田宗一郎いった著名…

J・スウィフト「ガリヴァー旅行記(上)」を読んで

「道義心がない場合は、どんなに能力がすぐれていても、それで道徳の不足をおぎなうことはとてもできない。」J・スウィフト「ガリヴァー旅行記(上)」を読んだ。船乗りのガリヴァーは航海の途中に難破して、小人の国と巨人の国についてしまう。それぞれの国…

松浦弥太郎「センス入門」を読んで

「センスのいい人たちは、頭で考えてしゃべるとは限りません。心の引き出しを開けて、思いのままに取り出して見せるという感じでしゃべっているように僕には思えます。」松浦弥太郎「センス入門」を読んだ。センスのいい人になるにはどうしたらいいのか?そ…

斎藤幸平「100分で名著『資本論』」を読んで

彼らは、自分たちの「構想」力と「実行」力を自主管理することで、無用な競争を防ぎ、自分たちと労働環境を守っていたのです。斎藤幸平「100分で名著『資本論』」を読んだ。プロレタリアート、ブルジョア、ソビエト。俳優という職業柄、そういう言葉を耳にす…

桂歌丸「座布団一枚!」を読んで

「いつ楽をするかって、最期に目をつむったときですよ。そのときに楽な心持ちになるために、今の苦労があると思うんです。」桂歌丸「座布団一枚!」を読んだ。横浜の真金町で生を受けた歌丸さんは女郎屋の若様として、幼少期暮らしていた。中学校を卒業とと…

中村翫右衛門「芸話おもちゃ箱」を読んで

「あらゆる五感に感じるものをとっさに感じとる研究が必要になります。ほんとに自分自身感じるようになると、自分と役との感情を近づけるためにたいへん大きな役目を果たすことが出来る。」 テレビをふと観ていたら、俳優の中村梅雀さんのファミリーヒストリ…

Testosterone「ストレスゼロの生き方 ~心が軽くなる100の習慣~」を読んで

「尊敬できる人、切磋琢磨できる人で自分の周りを囲めば自然と自分の立ち振る舞いも似てくるし、尊敬できない人、怠け者と一緒にいれば自分もそうなってしまう。」 Testosterone「ストレスゼロの生き方 ~心が軽くなる100の習慣~」を読んだ。 Twitterをふと見…

井野朋也「新宿駅最後の小さなお店ベルク」を読んで

「死ぬまで働き、死ぬまで遊び、死ぬまで語り合い、死ぬまで苦楽を分かち合う。そういう生き方が閉ざされてしまったら、日本は絶望の国になります。」 私が最初に訪れた都会。 町田から小田急線で一本、初めてみる都市。 それが、新宿だった。 井野朋也「新…

岡本太郎「自分の中に毒を持て」を読んで

「繰り返して言う。うまくいくとか、いかないとか、そんなことはどうでもいいんだ。結果とは関係ない。めげるような人は、自分の運命を真剣に賭けなかったからだ。」 多くの人が傷つき悩む今だからこそ、この本を読んで欲しい。 人間に大切な本質を投げかけ…

梅山いつき『佐藤信と「運動」の演劇』を読んで

研究生一年生。 最後の歌の発表会。 そこで歌った「キルキル」いう歌。 その歌詞を作った人が佐藤信さんだと知り、そこから興味を持っていた。 梅山いつき『佐藤信と「運動」の演劇』を読んだ。 早稲田大学、俳優座養成所を卒業後、劇団自由劇場を設立。 そ…

春海四方「前略、昭和のバカどもっ!!」を読んで

「咲きほこる花は散るからこそに美しい。」 昭和を代表する路上パフォーマンス集団、一世風靡セピア。 彼らがどんな生き様を観せてきたのか? その軌跡が描かれる。 春海四方「前略、昭和のバカどもっ!!」を読んだ。 春海さんは都荘という高倉健さんも住ん…

三島由紀夫「肉体の学校」を読んで

彼女の唇は、どんな男の唇にもなかったあの暗い、心をひき込むような味わいを覚えていた。 初めて、この本を読んだのは十九の頃だった。 何故、この作品が今まで生きてきた中で一番面白いと思った小説なのか? 改めて味わいたくなり手に取った。 三島由紀夫…

「どうしたらおもしろい人間になれますか?」を読んで

「どうしてあなたはその仕事をしたいのか?そう問われたときに、言葉に詰まってしまうようでは話にならないでしょう。」 よしもとクリエイティブカレッジ「どうしたらおもしろい人間になれますか?」を読んだ。 お笑い界の大手、吉本興業の制作者を育てる学…

藤本ひとみ「シャネル」を読んで

「生まれた位置で、おとなしくしていなくちゃならないわけ。じょうだんじゃないわ。」 彼女の名はガブリエル。 帽子、ドレス、香水など、ステキなファッションを世界に広めた女性。 人は彼女をココ・シャネルと呼ぶ。 藤本ひとみ「シャネル」を読んだ。 孤児…

『「クリエイティブ」の処方箋』を読んで

クリエイティブな思考の持ち主は、妥協して安全で居心地の良い道を進めば、先に待っているのは破滅しかないことを知っている。 俳優、画家、音楽家、全ての表現者、いや全ての夢を持つ人に読んでもらいたい一冊だ。 『「クリエイティブ」の処方箋』を読んだ…

水野学「センスは知識からはじまる」を読んで

「センスとは、数値化できない事象を最適化することである」 くまモンの生みの親は、こんなコトを考えていたのか!! 水野学「センスは知識からはじまる」を読んだ。 「センスを磨くには、あらゆることに気がつく几帳面さ、人が見ていないところに気がつける…

黒柳徹子「トットチャンネル」を読んで

「直しちゃ、いけません。そのままで、いて下さい。それがあなたの個性で、それが僕たちに必要なんですから。」 今となっては有名な部屋の司会者。 まだ、テレビドラマが生放送だった時代。 その人は日本初のテレビ女優としてデビューした。 黒柳徹子「トッ…

沢村貞子「わたしの脇役人生」を読んで

「天才は別として、普通の俳優は、いろんな努力を積み重ねたあげくでなければ、可能性なんてもてないのよ。」 名脇役女優として名監督に愛された沢村貞子さん。 彼女がどうやって、この道を歩んできたのか? それが分かるエッセイ。 沢村貞子「わたしの脇役…

ローランド「俺か、俺以外か。ローランドという生き方」を読んで

「周りが手助けをしてくれることもあるだろうが、君の代わりに君の人生を歩んでなんてくれない。」 現代ホスト界の帝王となった男ローランド。 彼が、どんな考えを持って頂点を掴んだのか気になった。 ローランド「俺か、俺以外か。ローランドという生き方」…

山里亮太「天才はあきらめた」を読んで

あるニュースを見るやいなや、私の足は本屋に駆け出していた。 そのあるニュースとは、あの南海キャンディーズの山里亮太さんと蒼井優さんの結婚である。 山里亮太「天才はあきらめた」を読んだ。 今やテレビをつければ彼を観ない時間はない売れっ子お笑い芸…