山田将平の「新劇立志伝」

都内で俳優をやっている山田将平です。主に舞台、映画、読書の感想を書いています。もし宜しければご覧ください。

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2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

斎藤幸平「100分で名著『資本論』」を読んで

彼らは、自分たちの「構想」力と「実行」力を自主管理することで、無用な競争を防ぎ、自分たちと労働環境を守っていたのです。斎藤幸平「100分で名著『資本論』」を読んだ。プロレタリアート、ブルジョア、ソビエト。俳優という職業柄、そういう言葉を耳にす…

桂歌丸「座布団一枚!」を読んで

「いつ楽をするかって、最期に目をつむったときですよ。そのときに楽な心持ちになるために、今の苦労があると思うんです。」桂歌丸「座布団一枚!」を読んだ。横浜の真金町で生を受けた歌丸さんは女郎屋の若様として、幼少期暮らしていた。中学校を卒業とと…