山田将平の「新劇立志伝」

都内で俳優をやっている山田将平です。主に舞台、映画、読書の感想を書いています。もし宜しければご覧ください。

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2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

花森安治「風俗時評」を読んで

大した過ちをしないということは、踏み出さないということではないかと思います。 果たして、私の過ちは大した過ちだったのだろうか? 花森安治 著「風俗時評」を読んだ。 トト姉ちゃんでおなじみの暮しの手帖。 その暮しの手帖の初代編集長。 自由な服装を…

萩本欽一「なんでそーなるの!萩本欽一自伝」を読んで

「はっきり言ってお前はコメディアンに向かないと思う。」 そっか、欽ちゃんもオレと同じこと言われてたんだ。 萩本欽一 著「なんでそーなるの!萩本欽一自伝」を読んだ。 日本を代表するコメディアン。 萩本欽一さんの自伝。 22歳。東洋劇場という劇場でコ…

リリー・フランキー「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を読んで

家に帰るとエロ本が机の上に積み上げられていた。 十九の頃。実家を巣立つ前日。 私の部屋の掃除をしたオカンの仕業だ。 「大事にしまってあったから、忘れないように全部出しといたわよ」 顔が真っ赤になった。 リリー・フランキー著「東京タワー オカンと…

松浦弥太郎 「おいしいおにぎりが作れるならば。」を読んで

失敗とは、勇気の現れであり、チャレンジをした証である。 松浦弥太郎 著、「おいしいおにぎりが作れるならば。」を読んだ。 「暮らしの手帖」の前編集長のエッセイ。 私は松浦さんの書く、人や物への考え方が好きだ。 自然なふんわりとして、温かみのある考…