山田将平の「新劇立志伝」

都内で俳優をやっている山田将平です。主に舞台、映画、読書の感想を書いています。もし宜しければご覧ください。

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2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

平田オリザ「演劇のことば」を読んで

小劇場の演出家が描く、日本の演劇の歴史。 歌舞伎、新劇、アングラ、小劇場。 日本には大まかな流れとしてそういったものがある。 平田オリザ著「演劇のことば」を読了した。 この本は非常に分かりやすい。 今まで、新劇俳優になるために色々な演劇史の本を…

吉田日出子「女優になりたい」を読んで

「舞台の上でも自分のままでいたい、自分がいま生きることが、芝居のなかにも同じようにでてくればいいのに……」 吉田日出子 著「女優になりたい」を読了した。 俳優座養成所、文学座、そしてオンシアター自由劇場。 数々の舞台で活躍した女優。 吉田日出子さ…

映画「君の名は」を観て

「捻れて、絡まって、時には戻って、途切れて、また繋がり...それがむすび。それが時間」 映画「君の名は」を鑑賞した。 飛騨の田舎、糸守町。 その町に住む巫女であり、女子高生の三葉(みつは)は東京に住む男の子、瀧(たき)と寝ている間に、魂が入れ 替…