山田将平の「新劇立志伝」

都内で俳優をやっている山田将平です。主に舞台、映画、読書の感想を書いています。もし宜しければご覧ください。

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2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

コロッケ『母さんの「あおいくま」』を読んで

「あおいくま、あおいくま」 最近、この言葉を事あるごとにつぶやいている。 コロッケ 著『母さんの「あおいくま」』を読んだ。 もう間もなくで芸能生活、四十年。 ものまね四天王の一人、コロッケさんの自伝。 「あおいくま」とは何か? 「あせるな、おこる…

松岡和子「深読みシェイクスピア」を読んで

松岡さんって、円の出身だったんだ。 この本を読むまで知らなかった。 松岡和子 著「深読みシェイクスピア」を読んだ。 世界的な劇作家シェイクスピア。 そして、そのシェイクスピアを翻訳家している日本を代表する翻訳家、松岡和子さんのインタビュー本。 …

マツコ・デラックス「世迷いごと」を読んで

「女優の演技の上手い下手は関係ないの。生き様よ。その人の生き様が出ちゃうの。」 エッセイというのか、意見書というのか、不思議な本だ。 マツコ・デラックス著「世迷いごと」を読んだ。 広末涼子から始まり、福原愛といった女優、アナウンサー、モデル、…

北野武「超思考」を読んで

芸人なんて最低の職業なのだ。 最低の職業だからこそ、芸を磨いて腹の底で世の中を嗤い飛ばしていた。 それが芸人の誇り。 北野武 著「超思考」を読んだ。 芸人、俳優、映画監督など多方面に活躍する武さん。 そんな、武さんの言葉には物事の本質が書いてあ…

茨木のり子「うたの心に生きた人々」を読んで

一日もはやく私は結婚したいのです 結婚さえすれば 私は人一倍生きていたくなるでしょう これ、私の本音ですけど、私の言葉じゃありません。 茨木のり子 著「うたの心に生きた人々」を読んだ。 茨木さんの詩について、研究生時代に恩師から詩をもらった。 私…

野崎幸助「紀州のドンファン」を読んで

いい女を抱くためだけに、私は大金持ちになった。 街を歩いていたら、「伝説のドンファン」と書かれたTシャツを着たおじいさんとすれ違った。 それから、数時間後本屋を歩いていたら、この本に巡り会った。 これは、運命だ!? 思わず手に取った。 野崎幸助 …